Apr. 23, 2024  updated

第300回・25周年記念講座のご案内

●日 時: 2024年  5月19日(日)午後2時〜午後4時(1時半受付開始)

●会 場: 湘南鎌倉クリスタルホテル  4Fパルティール

●テーマ: 『足利尊氏の生涯〜その真実と評価』

講 師: 伊藤一美氏(鎌倉考古学研究所理事)

 足利尊氏。その生涯は波乱に満ちた生き方だった。鎌倉御家人の名門足利家の嫡流として、執権北条氏との協力、そして姻戚関係を続けてきた結果が尊氏を誕生させた。足利を本領地にしながら、幕府重鎮として若き尊氏は育てられた。だが得宗政権北条氏と御内人の専権に、各地の御家人間にその不満が高まっていく。

 尊氏自身、妻が北条守時の妹登子であった。子の義詮・基氏・直冬らを生むが、彼らの人生もまた波乱万丈ともいえるものだった。名門ゆえに尊氏への期待は次第に高まっていく。弟直義の着実な政治的行動は、刹那的な尊氏の行動とは一線を画すものといえる。直義の安穏を祈願する尊氏の文章にその一端が伺えるだろう。

 こうした重荷を背負った尊氏自身、最後には後醍醐天皇とは袂を分つこととなる。自ら征夷大将軍として、鎌倉幕府体制を基盤として、京都と鎌倉を全国統治の起点とする。その実現は、義詮と基氏兄弟に託される。父尊氏の真実と評価はどのように考えられるのだろうか。

 

●この講座に参加されたい方:講演参加受付のページから参加申し込みができます。

※今回に限り、会員以外の一般の方も、会員同様参加費は無料となります。

 ※ 現在、会場の定員は100名となっています。

 

善行雑学大学のトップページに戻る