Jun. 11, 2023 Updated

2023年度グリーンハウス部会活動

6月29日(木) 13:00〜 グリーンハウス 見学会とミニコンサート

 申し込みは、6月25日までに、渥美圭市まで(先着順)

9-11 月 グリーンハウス物語開催

 

 

グリーンハウス保存・再生推進部会の活動

 2005年10月からは善行の県立体育センター敷地内にある「グリーンハウス」(旧藤澤カントリー倶楽部のクラブハウスとして日本の建築史上高名なアントニン・レーモンド氏の設計により1932年に建築された貴重な歴史的建造物)の保存・再生プランに地元団体として関わり、その存在を広くPRするために2006年春に、この建物で映写会とコンサートを開催しました。

 2006年秋からは「湘南邸園文化祭」参加行事として毎年講演会・シンポジウムやコンサートをこの建物で開催、2008年秋からはこれらに加えゴルフ場を巡る歴史散歩ツアーを開催しています。

 この活動に専門的に関わる部会として「グリーンハウス保存・再生推進部会」を組織し、これまで断片的な記録のみであった藤澤カントリー倶楽部とグリーンハウスの歴史を総括的に網羅する資料を編纂。2011年2月に創建時のクラブハウスとかつてのゴルフ場の写真入りA4版120頁の『グリーンハウス物語〜戦禍に消えた名門ゴルフ場「藤澤カントリー倶楽部」と面影を残すクラブハウス』を刊行し、大変好評を得て初版、再販を完売、現在第3版を販売しています。

 部会は、県が管理するグリーンハウスの旧ラウンジのタイル床が長年の汚れで真っ黒であったため費用を負担して専門業者による研磨・清掃を実施し、かつての面影(デザイン)を取り戻し、さらに建物入口が面している道路際にグリーンハウスの由緒を記した説明板を制作し県に寄贈しました。また、2階のバルコニーに雑草が繁茂していたため毎月清掃するとともに年間を通してグリーンハウスを彩る花の植栽を行なってきました。

 

グリーンハウスの改修と「善行雑学大学グリーンハウス展示室」の開設

 2015年10月に神奈川県が東京 2020オリンピック・パラリンピック競技大会の事前キャンプに対応できるように施設・設備の老朽化が著しい体育センター全般の再整備を決定。その中心に位置するグリーンハウスも全面的に改修することになり、長年待ち望んでいた保存・再生がようやく実現することになりました。工事は2018年初頭より始まり、2020年1月末に完成、創建当時を想わせる白亜の外観が再現しました。この改修によって3階部分は県立スポーツセンターの展示場になりましたが、長年にわたる善行雑学大学の保存・再生推進活動を神奈川県が認め、その一部(約36平方メートル)が私どもに供与されました。私どもは、ここにかつての「藤澤カントリー倶楽部」のゴルフコースやグリーンハウス創建当時の写真のほか歴史的資料等を展示しています。

 

「国の登録有形文化財」への登録

 これも、長年の懸案であったグリーンハウスの「国の登録有形文化財」(建造物)への登録が2020年11月20日付けで正式に答申され、長期間にわたり登録を推進してきた善行雑学大学にとって二重の喜びになりました。

 

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